PSVR『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』はVRアクションの最高傑作すぎる

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こんにちは、スギタです。

『PlayStation VR(通称:PSVR)』は2018年10月13日に、めでたく発売2周年を迎えました。

2018年8月には累計販売台数が300万台を突破したというニュースもありましたが、まだまだVRゲームが一般ユーザーに浸透するまでには至っていません。

やっぱり値段もまあまあするので、「それでもPSVRごと買いたい」ってなるようなキラータイトルが不足していると思うのですが、とうとう出ちゃいました。PSVRの神ゲーと呼べるソフトが。



ASTRO BOT:RESCUE MISSION(アストロボット:レスキューミッション)』だ~~!!!

最初はスルーしていたタイトルでしたが、ネット上で絶賛&熱量の大きい感想をいくつも見て「あ、これはプレイしないとあかんやつだ」と思いました。

VRゲームの新たなトビラを開いちゃった

プレイ開始5秒で「あっ凄っっ」てなりました。

自分がVR空間に“居る”という感覚、目の前に本当にその光景が広がっているような実在感が、今まで体験してきたVRゲームの比ではなかったんです。

VR機器を試したことがある人はわかると思うんですが、はじめてVR空間に飛び込んだときって

「わー、本当に(VR空間に)いるみたい」

って言うじゃないですか。僕も色んなコンテンツを体験するたびに言ってきました。

でも本作の没入感は異常

「目の前に!ちっちゃいロボットがおる!!!」って感じなんです。

これは “はじめてのおつかいVR” だ


ちょっと上の動画を見ていただきたいのですが、ちっちゃいロボットのASTRO(アストロ)くんを操作して進めます。

これはマリオ64のような従来どおりのアクションゲームと同じです。違うのはカメラ操作が自分の視界と同期しているということ。

この構図、何かに似てるな―と思ったら、『はじめてのおつかい』という子どものお使いを隠し撮りするTV番組でした。

自分が操作するASTROくんを、自分がちょっと後ろから見守り、協力しながらステージをクリアしていく…という、とても不思議な感覚のゲームです。

二人三脚(自作自演)がたまらなく楽しい

ASTROくんを見失わないように常に目で追い続ける必要があるため、自然と心が通うというか、本当に彼と冒険をしている気持ちになるんですよね(自分で操作しているので完全に自作自演ですが)。

高い足場をわたるときにはちょっとハラハラしたり。

アクションゲームとして隙がなさすぎる

このゲームの恐ろしいところは、先ほど述べた独自のシステムを100%楽ませるためのアイデアがとにかく豊富であること。

「このシステムでどんな遊びができるか?」ということを打ち合わせで考えまくって、1000個くらいアイデアを出したんじゃないか、というくらい面白さと新鮮な驚きに満ちています。

この“隙のなさ”は、任天堂イズムを感じます。

カメラワークがすごい

大きな木を登っていくステージでは、ASTROくんを見上げるカタチで進んでいき、

途中、自分の足場が上昇することで

こんどはASTROくんを見下ろしながら先へと導きます。

はーっ、カメラワークをよく考えていらっしゃる…!
と感心すると同時に、実際に体をかがめて下を覗き込みながらプレイするアクションゲームってはじめてなのでとても新鮮で楽しいんですよね。

ステージが多彩すぎ

各ステージはバラエティに富んでいて超楽しい。

にぎやかな遊園地のステージや

大きなロボットに協力してもらい進む幻想的なステージがお気に入りです。

発見するよろこび

このゲームの目的は「ゴールにたどり着くこと」だけではなく、「ステージ上に散り散りになった仲間をみつける」というピクミン、もしくはサルゲッチュ的なものもあります。

ここで視界360度のVRが大いに活かされ、キョロキョロ見回しながら隠れた仲間を探す楽しさがあるんですよね。

思わぬところに隠れていたりするので、見つけたときはめっちゃ嬉しい。

ボス戦楽しい

各ワールドの最後に待ち受けるボスとの戦いも一筋縄ではいかない面白さがあります。

まだまだ語りたりないですが、どうしたって実際に体験してみないことには魅力が伝わりきらないのがVRの辛いところ。

今なら(2018/10/28時点)体験版もダウンロードできるようなので、PSVRを持っている方は全員遊んでください。

体験版をプレイする

以上、『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』のレビューでした。