モンハンクロスは、やっぱりモンハンだった。

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何を当たり前のことを言っているんだと思われるかもしれませんが、まあ聞いてください。

モンスターハンターの最新作が発売されました。このシリーズは『3G』『4』『4G』とナンバリングされてきたのですが、今作は『クロス』というタイトル。これまでの流れとは一線を画す作品であることが伺えます。

小嶋慎太郎氏(以下,小嶋氏):
昨年,モンスターハンター(以下,MH)シリーズが10周年を迎え,「10年経ったからこその,何か一歩踏み込んだ新しいことができないか」と,一瀬に相談したのが発端ですね。

一瀬泰範氏(以下,一瀬氏):これまのでナンバリング作品とは別の形,それでいて「お祭り感」のある新作というのが,辻本(良三氏。MHシリーズプロデューサー)と小嶋からの話でした。MHとして最低限のお約束的なところは残しつつ,この作品でしかできない面白そうなことに手を伸ばそうと思ったんです。

 

「モンスターハンタークロス」発売直前インタビュー。“MH的アクションの進化”や“獰猛化モンスター”について小嶋慎太郎氏と一瀬泰範氏に聞いた – 4Gamer.net

インタビューの中でもふれられていますが、今作は「お祭り感」がすごい。システムがかなり変更されていて、ド派手で爽快なプレイが楽しめます。

新たなシステムと、一抹の不安

「かなり思いきったな~!」と思ったイチバンの変更点は、“狩技”の導入。

ゲージをためて発動できる大技で、ド派手なエフェクトで攻撃できるのはたしかに楽しそうなんですが、最初にPVで見たときは「これモンハンでやる必要ある??」って正直思ってしまいました。

あともう一つ、“狩猟スタイル”というのも今までなかったシステムで、狩技を2つセットできてバランスのよい『ギルドスタイル』、シンプルな操作と3つ装備できる『ストライカースタイル』、モンスターなどを踏み台にジャンプができて乗りを狙いやすい『エリアルスタイル』、ギリギリで回避することでジャストアクションを発動させ、反撃ができる『ブシドースタイル』の4つから選ぶことができるんですけど、

ややこしすぎません?

モンハンは初代からずっとプレイしている僕でも最初はアタマに疑問符が30個くらい浮かんだので、はじめてプレイする人にはハードルが高すぎる気がする。

あと、このゲームの魅力の一つにアイテムを駆使して巨大なモンスターに立ち向かうロマンというか、男臭さみたいなものがあると思うんですよ。

回を重ねるごとにそういった無骨さは薄れていき、ファンタジー色が強くなっているのは感じていたんですが、今作でそれが後戻りできないところまできちゃうんじゃない!?といった不安と期待が入り混じった気持ちでプレイをはじめました。

完全に杞憂だった

モンハンクロス最高~~!!!!

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ヒュ~~~~!!めっちゃ楽しいやんけ!!システムがどんなに変わろうと、楽しさはまったく失われていませんでした。それどころか、狩技・狩猟スタイルは(慣れが必要だけど)自分のプレイスタイルを自由に味つけできて長く楽しめる、新たな可能性を開くシステムだった。

今は、ハンマーをブシドースタイルで進めています。他のスタイル・装備の組み合わせもいろいろ試してみたいしオトモアイルーを操作できるニャンターモードもあるので、これ一生遊べるんじゃないの?

変わらない“モンハンらしさ”

このゲームの楽しさって、仲間とわいわい騒ぎながら協力プレイしたり、ソロでひたすらストイックな狩りをしたり、装備やスキルの組み合わせを悩んだり、肉を焼いたり、お守りをひたすら掘ったり、深刻なハチミツ不足に直面したり、アイルーを愛でたり、モンスターのしっぽを斬ったり、スタンをとったり、罠にかけたり、罠をしかけた瞬間エリアを移動されたり、自分が3回目に死んでクエスト失敗したときに気まずい空気が流れたり、欲しい素材がなかなか手に入らなかったり……そういう部分に宿ってるんだと思いました。

そして本作にも間違いなく備わっていて、むしろパワーアップしている。一瞬でも疑ってしまったカプコンさん・制作チームの方々に深くお詫び申し上げながら、寝る間を惜しんでプレイしています。次回作のさらなる進化に期待を寄せながら、筆を置きたいと思います。みんなでひと狩りいきましょう~!!