【感想】『ダンゲロス1969:2巻』さらに加速する能力バトルと人間ドラマがヤバい

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こんにちは、スギタです。

ヤングマガジンサードで連載中の『ダンゲロス1969』2巻が発売されましたが、1巻の勢いが衰えないどころかさらにスピードを増していてめちゃくちゃ面白かったです。

どんな作品?

未読の方にカンタンに説明すると、1967~69年を舞台に、“魔人”という超常的な能力をもった学生運動団体と、警察組織「魔人公安」の対立をめぐるハチャメチャなバトルマンガです。

何がハチャメチャなのかは、1巻の感想をぜひご覧ください。

https://su9ita.com/comic/dangerous1969-vol1

2巻の見どころ

まるだし刑事VSアトランティス鈴木の勝負のゆくえ

しょっぱなから、マンガ史上でもかなりアレな能力者同士の戦いが展開されますが、あっけないほど早く決着がつきました。

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

某死神バトルマンガなら3話は引っ張れるんじゃないかってくらいの好カードですが、この結末がさらなる波乱を呼びそう。

なんかよくわからんがついていくしかない展開

このマンガには、時々「どういうこと???」と感じる描写があります。

例えば、“英検三十段 最強の「英語」使い”という人物が登場するので「え?英語が武道みたいになってるってこと??どういう意味???」と疑問に思うのですが、特にそのことについての説明がないんですよね。

また、主人公(?)のユキミが所属する「プロ魔連」で開かれた歓迎会。メンバーのひとりが組織の方針に対して異議を唱えるシーンでは何故かテーブルの上で服を脱いでポーズをとりだし、周囲は拍手喝采。どういうこと???

おそらく魔人の能力が関係しているのだけど、今のところまったく説明がないのでとりあえずついていくしかない。このスピード感が心地よいのです。

魅力的なキャラクター達が全員ヤバイ

「プロ魔連」や「革マジ」など学生運動団体にもいくつかあり、そのメンバー同士の人間ドラマも見どころのひとつ。

登場する人たちはどこか常軌を逸しているのですが、中でも注目したいのが鮎坂白夜と阿鼻狂華です。

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

目的のためならエグい拷問も平気でやっちゃうような過激派だけど妙に人間くさい一面もあってめっちゃ好き。

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

あと阿鼻狂華の能力がイヤすぎる……。今後の活躍を期待したいところですが、この作品のことなので、無残な死に方とかしないといいな~。

レベルの高い能力バトル

魔人たちの持つ能力はどれも「どうやったらそんなの思いつくの?」というようなものばかりですが、それらがぶつかりあうバトルは予測がつきません。

めちゃくちゃなようで、それぞれが最善の手を尽くした命のとりあいをしているので説得力がすごいんですよね。

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

もちろん能力には相性も存在します。…が、当たり前のように“マグマは火を焼き尽くす”みたいに持論を展開するんじゃあないよ。

(C)横田卓馬・架神恭介/講談社

今回はあまり活躍の場がなかったユキミが参戦したところで次巻に続く。

3巻も楽しみですね~。

現場からは以上です。